妖怪診断
一反もめんいったんもめん
夕暮れの空にひらりと現れ、風しだいで形を変えながら、人の前をかすめていく人。
一反もめんは、鹿児島県の大隅地方に伝わる妖怪です。夕暮れどきに、長さ一反(およそ 10 m)ほどの白い布がひらひらと飛んできて、人の首や顔にまとわりつく、と言い伝えられています。
布には決まった形がありません。ここでは、風を受けてふくらんだり細くなびいたりする布の姿を、場の空気を受け止めて自分の出し方を変えていく人にたとえています。家の中ではなく、夕暮れの広い空に現れるところから、外の開けた場所で調子が出る人です。
そして一反もめんは、遠くで漂っているだけでなく、人のすぐそばまで寄ってきます。外へ出かけた先で、知らない人にも自分から近づいていける人です。ただ、家の中で同じ顔ぶれと長く過ごす日が続くと、風が止まったように動きが鈍くなることがあります。
得意なこと
- 外へ出かけた先で、初めて会う人にも自分から近づいていける
- 予定や天気が急に変わっても、風向きが変わっただけのように乗りかえられる
- 開けた場所の空気に合わせて、遊び方をその場で変えられる
つまずきやすい場面
- 家の中で過ごす日が続くと、だんだん元気がなくなる
- あちこちの調子に合わせるうちに、自分がどれをいちばん好きなのか迷う
- 近づくのが早すぎて、相手が身がまえてしまう
一反もめんのあるある
- マフラーやストールを、首に巻くより風になびかせているほうが多い
- 夕焼けがきれいな日は、用もないのに外へ出ている
- 海辺で、知らない人たちのボール遊びにいつの間にか混ざっていた
光る場面
風の通る広い外の場所で、初めての人と一緒に遊ぶような日に、一反もめんの身軽さが映えやすくなります。
一反もめんを活かすヒント
- 近づく前に、ひと呼吸おいて相手の様子を見る
- 外へ出られない日は、窓を開けて風だけでも通す
- あちこちで見つけた楽しみのうち、いちばん心が動いたものをメモしておく
相性
唐傘おばけ — 唐傘おばけも、紙と竹でできた暮らしの道具が動き出した姿。布の一反もめんとは、身近な物から生まれた妖怪どうしで、どちらも人の前へ出ていくので、驚かせた話をいくらでも交わせる。
山彦 — 山彦も、野山の広い空の下で、相手に合わせて声を変えて返す。外の開けた場所で形や声を変える者どうしなので、遊び方の呼吸が自然に合う。
座敷わらし — 座敷わらしは、家の奥でいつもの姿のまま、気配だけで過ごしたい。外の空から人のそばへ寄っていく一反もめんとは、居たい場所も出方も逆で、互いの落ち着ける所がなかなか重ならない。
となりの妖怪
3 つの軸のうち、1 つだけが逆の妖怪です。結果が真ん中に近い軸があれば、こちらの顔も持っているかもしれません。
あなたはどれでしょう。場面で答える 18 問、約 3 分です。
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