妖怪診断
化け狸ばけだぬき
村や寺のそばに住み、姿も声色も変えながら、腹鼓ひとつで人を楽しませる人。
化け狸は、昔話や言い伝えの中で、人を化かして楽しむ狸です。頭に葉っぱをのせてくるりと宙返りすると別の姿に変わる、という絵でよく知られ、月夜におなかを鼓のように打ち鳴らす「腹鼓」の話も各地に残っています。
「分福茶釜」は、茶釜に化けた狸が綱渡りの芸を見せて人気者になる昔話で、群馬県館林市の茂林寺に伝わります。相手が喜ぶ形を見つけて化け、見ている人の前で芸を披露する。人の輪の真ん中で、場に合わせて顔つきや話し方を変えながら、まわりを楽しませる人です。
化け狸の話は、たいてい決まった寺や村と結びついて語られ、狸は山からわざわざ人里へ下りてきて人を化かします。人の暮らしのにぎわいのそばで、芸がいちばんさえる人です。そのぶん、人の気配のない静かな場所が長く続くと、化けて見せる相手がいなくて手持ちぶさたになります。
得意なこと
- 集まりの空気を読んで、その場にいちばん合う話し方に切りかえられる
- 人の集まる場で、ちょっとした芸や小話を披露して場をほぐせる
- 町内の行事や商店街の催しを、楽しみにして盛り上げられる
つまずきやすい場面
- 人の気配のない場所で過ごす日が続くと、調子が出なくなる
- 相手ごとに変えていた話し方を、2 人の前で同時に使う羽目になって慌てる
- 盛り上げたい気持ちが先に立ち、冗談が引っこみのつかない所まで行く
化け狸のあるある
- 集まりに備えて、鼻めがねのような小道具を一つ持っている
- 地元の祭りの日だけは、はっぴ姿がやけに板についている
- よく行く商店街で、店ごとに少しずつちがう呼ばれ方をしている
光る場面
町内の行事や人の集まる催しの余興は、化け狸の芸がいちばん受けやすい舞台です。
化け狸を活かすヒント
- 初めての場では、まず一人の話し方をよく聞いてから化けてみる
- 冗談のあとに、相手の顔を一度見て、笑っているか確かめる
- たまには芸を見せる側を降りて、人の芸を見て笑う側に回る
相性
座敷わらし — 座敷わらしのいる家は栄える、と言い伝えられる。狸が表で芸を見せてにぎわせる人里に、座敷わらしが奥で静かに住みついていれば、にぎやかさが一夜で終わらず、長く続いていく。
唐傘おばけ — 唐傘おばけも、人の前にぴょんと飛び出して驚かせるのが好き。化けて楽しませる狸と、素顔のまま驚かせる唐傘なら、同じ「驚かせる」でも芸がかぶらず、互いの出番を笑って見ていられる。
天狗 — 天狗は山の奥で姿を見せず、自分の流儀を変えずに暮らす。人前で化けてみせる狸の芸は、天狗には軽く映りやすく、天狗の黙ったままの様子は、狸には笑わせどころがつかめない相手に感じられやすい。
となりの妖怪
3 つの軸のうち、1 つだけが逆の妖怪です。結果が真ん中に近い軸があれば、こちらの顔も持っているかもしれません。
あなたはどれでしょう。場面で答える 18 問、約 3 分です。
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